自他共に認めるヘッポコ釣師の私に、「どこで釣るの?」と尋ねる者はいないが、もし尋ねられたら私はこう答える。「最近釣れている所で、みんなが行くところ!」 ヘッポコ釣師の私にとって伊豆サーフさんが毎回用意して下さる豪華商品をゲットするにはこの手段しかないのです。
運良く一番船に乗り込んだ私は、狙いのポイントにまっしぐら。期待を込めて第一投!ほどなく右隣の方が一枚…「やはりポイントは間違ってないようだ」
左隣にいるコミックスのS田さんとほくそえみながら第二投! またまた右隣の方が…そして、S田さんを飛び超えて左の方が一枚…「おいおい絶好調じゃない?次は俺の番じゃない?」
三投、四投「おっ?重いよ〜」ヒトデのダブルでした。
五投、六投「・・・・・・」
七投、八投「う〜む!どうやらポイントを間違えたようだ」
ピクリともしない竿先をみつめ、遠ざかっていくイチゴの幻影に耐える時間が続いた。 「そうだ!こう言う時は、ボーズ仲間を探してキズの舐めあいでもしよう」
ボーズ仲間のS田さんと堤防を散策すると・・・いたいた!ボーズ仲間! 好調に釣れ盛っている堤防でヤケ酒をあおる赤いベストのYっち先生とP様、そしてすでに2枚を釣り余裕がうかがえる協会長の三人。
もしかするとこの堤防で釣れてないのって…コミックスだけ?まずい?ヤバくない? しかし、そんな不安も日本酒が素早く洗い流し、意味も無く「良いね〜」「キクね〜」などと言い合い、焼き鳥に手が伸びた頃には釣りをしている事も忘れていました。
いつものように活字にすることも憚る内容の話に花を咲かせていると「あれ?ソコリじゃない?」と、現実に引き戻す言葉が聞こえてきた。 「それじゃ〜持ち場にもどりますか〜?」
このあと、ドラマが・・・さ〜て餌でも付け替えますか?とばかりに竿を煽ると・・・重い!これは毎度のヒトデちゃん、まあ、こんなもんでしょう。
さ〜てもう一本・・・またまた重い!!今度は、ちゃんと魚がいるようだ。「重いけど突っ込まないな〜」半信半疑で巻き上げると、どろ〜ん!と姿を見せたのはカ・カ・カレイ!!!「なかなかの良型じゃない。」
慌ててS田さんにタモをお願いしたのだが、ソコリに加えて強風で思うようにタモに納まってくれない。ちょうど居合わせた協会長にアドバイスをいただき、何とかタモに納まったマコちゃんは44.5センチ! 「やった〜!イチゴGET!」ハリスを根元まで飲み込んでくれて、しかも30分ほど放置プレイされても餌を吐き出すこともせず私を待ち続けてくれたマコちゃんに感謝。
まあ、まさに棚ボタではありましたが、ハイレベルの今大会で四位にもなり、イチゴから“一年間無料購読券”に出世もさせていただき、何から何までラッキーな一日でした。
最後に伊豆サーフの皆様お疲れ様でした。そして豪華な賞品ありがとうございました。