クラブのメンバーが大洗、日立、平潟と行先を決めていく中、最後まで決められずにいた。最終的に平潟に決めたのは3月9日。大会当日まで10日を切っていた。「アイナメのお土産なら確実にあるし、平潟かな。」甘〜い気持ちで挑んだので、結果がこんなことになるとは夢にも思いませんでした。
当日、晴れたものの気温は低く、風も強い。渡船屋に電話すると、「渡せるけど9時か10時までじゃないかな」と言う。2月例会に続き、また早上がりか・・・?
堤防に渡ると北側には既に人が入っていたので南側に入った。準備をはじめるが、ものすごい強風に早くも戦意喪失。帰りたい・・・。しかし、今回は大会。いきなりから釣りをしないというわけにはいかない。でも竿は1本。今回渡ったメンバーは4人。会長と息子さんは外向き、コーキさんは先端、僕は内向きに投げ、それぞれアタリを待つ。
しばらくすると、コーキさんが何やら重そうにリールを巻いている。見に行ってみるとアイナメだった。その10分後には4人とも南側の先端で竿を出していた。釣れているところに集まる。いつものことである。
しかし釣れない・・・やはり一本しか竿を出していないのがいけないのか?でも、魚に殺気が伝わると釣れないというし、一本の方がいいんじゃないの?なんて都合よく自分に言い聞かせて釣り続ける。でもやっぱり釣れない。釣れないだけならまだしも、この強風、この寒さである。大洗は風があまりないそうで、そっちに行けば良かった・・・と思う。後悔先に立たずである。
まーーったくアタリがないまま、9時過ぎ。いよいよ風が強くなってきた。帰れなくなったら冗談じゃないので、早上がりを提案する・・・と、そのとき竿先が微かに揺れたような気がした。本当に微かに。アイナメじゃないなー、でも投点5m。なんだろう?
会長には「ドンコだドンコ」、と言われるがそのわりには引く。かなり強い追い風でタモを出すのもこわいので抜き上げるとアイナメ。アタリがものすごく小さかったので、まさか、と思ったが目の前に横たわっているのは間違いなくアイナメ。しかも結構大きく、はかってみるとBランクはある。とりあえず提出する魚が釣れてよかった。が、これによって会長とコーキさんがやる気になって、自分から早上がりとは言えなくなってしまった。
風は依然強いが、釣りができないほどではない。自分ももちろんやる気になって竿を2本に増やす。しかし、さっきのが嘘だったようにまったくアタリがない状態に戻り、しかも根がかりが増えた。結局1本に逆戻り。やる気も風に少しずつ削がれていって・・・あっという間に片付ける時間。結果としては小型も含めて4人ともアイナメの顔を見ることができました。
日立に戻って検量してもらうと、40.3cmのギリギリBランク。しかも他魚の部優勝らしい。シンジラレナーイ。はい、古いですね。40cm以上での高レベルの争いとなった本賞とは比べ物になりませんが、間違いなく他魚の部優勝で、雑誌の年間購読券をいただきました。
最後になりましたが、プロジェクトとして大会を盛り上げ、豪華な賞品を揃えてくださった伊豆サーフの皆様、本当にありがとうございました。
竿 | 00サーフリーダー405BX−T |
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リール | パワーサーフQD |
道糸 | ナイロン号 |
オモリ | 25号六角オモリ |
仕掛け | 市販胴付き仕掛け(針:丸セイゴ15号) |
エサ | イワイソメ・アオイソメ |
アイナメ | 1尾 | 40.3cm |
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